★ソラナックス＆コンスタン★58錠目★

はじめに

　このページでは5ちゃんねる（旧2ch）のソラナックス（コンスタン）スレッドを引用しながら、補足情報なども踏まえつつネット上のソラナックスとコンスタンの口コミについてみていきたいと思います。ソラナックスとコンスタンは共にアルプラゾラムの商品名（英語名：Xanax）で、現在では後発医薬品（ジェネリック）が多数存在します。以下ではソラナックス・コンスタンを成分名のアルプラゾラムとして呼称させてもらいます。

　アルプラゾラムは、ベンゾジアゼピン系に属する抗不安薬および筋弛緩薬の一種です。麻薬及び向精神薬取締法の第三種向精神薬に指定されています。短時間作用型の抗不安薬に分類され、血中半減期は11時間とされています。同じベンゾジアゼピン系の抗不安薬のデパス（エチゾラム）の半減期は約6時間なので、短時間作用型とはいえアルプラゾラムはデパスの約2倍の効果時間があるということになります。アルプラゾラムの抗不安の強さはデパスやレキソタン、ワイパックスよりも低く、セルシンやメイラックスなどと同じく中程度の強さの抗不安薬となります。

　日本での適応は、心身症（胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、自律神経失調症）における身体症状と不安・緊張・抑うつ・睡眠障害となっています。一般的には不安障害、パニック障害、および化学療法における吐き気に対しても使用されているそうです。

　アルプラゾラムはパニック障害における深刻な不安とパニック発作に効果がありますが、SSRI（選択的セロトニン再取り込み阻害薬）の登場により第一選択薬とはなくなりつつあります。オーストラリアでは耐性・依存・乱用リスクの高さから、パニック発作の治療にアルプラゾラムは推奨されていないようです。一方、WFSBP（World Federation of Societies of Biological Psychiatry）はアルプラゾラムを治療抵抗性パニック障害に対して、薬物耐性・依存の経歴のない患者に限って推奨しているそうです。

　不安障害においてアルプラゾラムは、米国では不安障害、短期間の不安救済にFDAに認可されています。体系的な臨床試験によれば、不安障害への適用は4週間までに限られるというデータがあるそうです。英国でもアルプラゾラムの処方は、深刻な不安に対し短期間(2-4週間)限りの治療に推奨されているようです。

　アルプラゾラムは抑うつを伴う不安に効果があります。しかし、長期間アルプラゾラムを服用することにより、かえって抑うつを引き起こすことがあるようです。具体的には、46人のパニック障害の患者にアルプラゾラムを1日3～10mg投与したところ、15人（33%）はパニック症状は寛解したにもかかわらず、大うつ病と一致する症状が発症したそうです。これはアルプラゾラムがもつ依存性により、中断時に抑うつ症状が出ている可能性があります。中断・減薬時に抑うつ症状が出る可能性があるので、一気に中断・減薬するのではなく漸減が望ましいです。

　アルプラゾラムは筋弛緩薬でもあり、日本の整形外科においては頭痛、頸椎症、腰痛症、肩こり対策に処方されています。

　薬理作用は、アルプラゾラムが脳のGABA受容体のベンゾジアゼピン結合部位に結合することにより、神経細胞の活動が抑制され、抗不安・筋弛緩作用がもたらされます。服用から15～30分で血中濃度が最大となり、半減期は11時間ほどとなります。

　副作用として、倦怠感、脱力感、集中力低下、眠気、頭痛、めまい、性欲減衰、瞳孔拡大等がおこる可能性があります。

　アルプラゾラムを含むベンゾジアゼピン系の薬剤は、身体的依存・薬物耐性を引き起こし、長期投与後の減薬・断薬時にはベンゾジアゼピン離脱症候群を引き起こすことが知られています。2017年3月には添付文書の「重大な副作用」の項目に『連用により依存症を生じることがあるので用量と使用期間に注意し慎重に投与し、急激な量の減少によって離脱症状が生じるため徐々に減量する』との注意書きが追加されています。また、医薬品医療機器総合機構からは『必要性を考え漫然とした長期使用を避ける、用量順守と類似薬の重複の確認、また慎重に少しずつ減量する』旨の医薬品適正使用のお願いも出されています。

　冒頭からネガティブなことを書いてしまいましたが、医師が処方している範囲であれば依存はしたとしても安全に服用するとができると思います。また高用量で長期間連用しない限り耐性も問題とはならないと言えます。なにより、医師がアルプラゾラムを処方している以上、簡単に処方を変えるというわけにもいきません。また、SSRIなどの抗うつ薬が副作用で飲めない方もいると思われます。仕事や学業で消極的に毎日服用されている方もいるかと思います。どうか急な減薬や断薬はなさらないようにして下さい。

　ソラナックスやコンスタンは残念ながら市販されておらず、通販などでは購入することはできませんが、長時間型の抗不安薬やSSRIなどの抗不安作用のある薬は向精神薬に指定されておらず、個人輸入代行大手のオオサカ堂から送料無料で通販にて購入することができます。

 

引用元: ・★ソラナックス＆コンスタン★58錠目★

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわりに

　ここまで5ちゃんねる（旧2ch）のソラナックス（コンスタン）スレッドを引用しながら、ネット上でのアルプラゾラムの口コミをみてきました。

　執筆時にソラナックスの出荷調整が行われていたようで、ソラナックスの代わりにコンスタンやワイパックス、ジェネリックのアルプラゾラムを処方されている方がちらほらといるようでした。ワイパックス（ロラゼパム）は別ですが、ソラナックスもコンスタンもアルプラゾラムという成分の同じ薬ですし、ジェネリックのアルプラゾラムも当然同じ薬になります。

　アルプラゾラムは短時間作用型とはいえデパスの約2倍の半減期があるものの、実際の薬の効き目としては長くても5時間ほどのようです。したがって、薬の用途を考えた場合は頓服で服用する薬と言えます。しかし、お仕事の関係上、日に4～5回服用されている方もおられました。最初は頓服で服用していたけれど、毎日服用していくうちに1日2錠に増えてしまった方、4～9年服用し続けてラムネのように耐性がついてしまった方もいました。

　アルプラゾラムに限らず、デパスなどの短時間作用型のベンゾジアゼピン系の抗不安薬は常用すると薬の切れ目を感じやすく、処方された常用量で服用していても服用量が増えていきがちだと思います。そして、短時間型の抗不安薬で1日をカバーするとなると前述のように1日に4～5回も服用する必要がでてきます。さらに長期間に渡って常用していると同じ服用量では同じ効果を得られない、いわゆる耐性がついてくる可能性があります。

　脅かしてしまいましたが、薬というのは医師が処方するものであり、ソラナックスやデパスといった向精神薬は市販されていませんので、自分の意思だけで薬を変更することは難しいです。医師も多少の不便を患者に強いることになっても頓服的に服用して欲しいと思っているのかもしれません。いくら依存性があったとしても消極的に使わざるを得ないこともあると思います。

　しかし、社交不安障害やパニック症状といった不安障害の治療の第一選択薬はSSRI（選択的セロトニン再取り込み阻害薬）に移行しつつあるのも事実です。理想論を言えば、SSRIを1日1度服用すれば日常の不安に対処できれば良いですが、SSRIにそこまでの抗不安作用があるかと言えば相性もあるので、なんとも言えません。SSRIで対処できない緊張には頓服で抗不安薬を服用するというのが依存を生じにくくて現実的かもしれません。それもSSRIが服用できてかつ、効果が得られればという話になります。SSRIなどの抗うつ薬は抗不安薬と比べると副作用も出やすく、服用できないという方もいると思います。

　SSRIが服用できなければ、必然的に抗不安薬が選択肢になりますが、1日4～5回も服用したり、薬の切れ目を感じて服用回数が増えていってしまうというのはQOL的にも依存性からもあまり良くはないと思います。

　対応策としては、書き込みにもありましたが、メイラックスやメレックスといった長時間型の抗不安薬に切り替えるという方法があります。長時間型の抗不安薬はゆっくり時間をかけて体から抜けていくため、薬切れを感じにくく、依存は生じにくいとされています。一方、常に体に薬の成分があるため薬を服用してる実感を得にくかったり、薬が服用するたびに体に溜まっていくため眠気やふらつきといった副作用が出る場合があります。

　SSRIや長時間型の抗不安薬が良いとしても、実際に医師に処方して貰うというハードルがあります。長時間型の抗不安薬を希望しても処方してくれるとも限りません。幸い、SSRIに関しては個人輸入にて日本で処方されている4種類（不安障害に適応は3種類）は手に入ります。また長時間型の抗不安薬についても、向精神薬指定されていないもの（メキサゾラムなど）もあり、こちらも個人輸入することが可能です。抗不安薬を複数回飲みながら仕事や学業をされている方で処方を変えられない方や、不安障害などで悩んではいるけれど通院していないという方は、個人輸入で合法的に処方薬を手に入れてはいかがでしょうか。

医薬品をインターネットから通販する際は、医師や薬剤師のアドバイスを受けたり、ご自身でレビューなどを見てよく調べてから購入して、少量から服用するようにし、異常がある場合はすぐに中断して専門家の指示を受けるようにして下さい。

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