【漢方】ツムラ抑肝散エキス顆粒(医療用)【多目的】

はじめに

　このブログでは5ちゃんねる（旧2ch）の抑肝散スレッドをまとめながら、補足情報なども踏まえつつ、ネット上での抑肝散の口コミをみていきたいと思います。

　抑肝散の初出は、今から500年近く前の西暦1550年に薛己（せつき）によって著された「保嬰金鏡録（ほえいきんきょうろく）」であるとされています。従来、抑肝散は薛己の父親の薛鎧（せつがい）が作った処方というのが定説でしたが、最近の研究により息子の薛己が作った処方であることが確認されたそうです。薛己とは中国の明時代に医学界の頂点に上りつめた名医だそうです。抑肝散について書かれた医学書である「保嬰金鏡録」は、小児の治療をまとめた書物であり、抑肝散も「痙攣があったり物事に驚きやすく、びくびくしているような状態の子供に用いる（アロパノールのページより引用）」とあります。また、同書には母親も子供と一緒に服用する旨の「子母同服」との記載もあり、子供だけでなく母親の神経の高ぶりも抑えることで、相関している母子の問題にも対処するというアプローチが取られていたようです。このように元来は小児向けの処方ですが、量を調整することで同じような症状の成人も服用することができる処方となっています。

　抑肝散は、朮（ジュツ）、　茯苓（ブクリョウ）、川芎（センキュウ）、釣藤鈎（チョウトウコウ）、当帰（トウキ）、柴胡（サイコ）、甘草（カンゾウ）の7つの原料からなる漢方薬で、効能は鎮静となります。現代医学から見た作用機序としては、主要な興奮性神経伝達物質であるグルタミン酸のシナプス間の輸送を担うグルタミン酸トランスポーター賦活作用と、神経抑制に関わるセロトニン1A受容体（5-HT1A）へのパーシャルアゴニスト作用（部分作動薬）により鎮静や抗うつ、脳機能の調整などがもたらされていると考えられています。　抑肝散の効能・効果は「虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の諸症：神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症」、「やせ形でやや虚弱、腹直筋に緊張が見られる患者の痙攣、情緒不安、不眠、自律神経失調症、血の道症、夜泣きなど」に用いられます（Wikipediaより引用）。また近年の研究により、進行した「アルツハイマー型認知症」で起こる妄想や、徘徊（はいかい）、暴力などの抑制、ADHDやうつ病にも効果があることが知られています。

　タイトルにもあるようにツムラの54番（抑肝散エキス顆粒）としても知られる抑肝散ですが、ツムラはもちろん、クラシエ薬品や一元製薬などから顆粒や錠剤の抑肝散が市販されており、処方箋なしで購入することが可能です。また、不眠症・イライラ・神経症向けに薬王製薬からスリーピンαとして、緊張・イライラ・不眠症向けに全薬工業からアロパノールとして抑肝散が第2類医薬品として市販されています。

　500年近く前から効能が着目され、近年の研究により抑肝散の鎮静・抗うつ等のエビデンスが明らかになってきました。抑肝散という名前の漢方方剤だけでなく、ドリンクや錠剤などの医薬品も市販されていることからも医薬品としての効果が確かにあるといえるでしょう。もちろん、西洋薬のようなキレのある効き目はないかもしれませんが、それらにありがちが依存性や耐性といった諸問題も起こらないというメリットもあります。西洋薬の抗うつ薬や抗不安薬、睡眠薬に頼りたくないという方、西洋薬では効果がイマイチという方、西洋薬にプラスαで底上げをしたい方、神経症・自律神経失調症・不眠症・うつ病・ADHDなどにお悩みでお薬を探している方は、漢方薬の抑肝散をご検討してはいかがでしょうか。抑肝散（第2類医薬品）は処方箋なしでインターネットから通販にてご購入いただけます。

副作用・禁忌

消化器が非常に弱い患者には、慎重に用いること。また、甘草を含有するため、偽性アルドステロン症が起こる危険がある。また漢方薬は体内のカリウムを容易に排泄させるため低カリウム血症などの電解質に異常をきたすことがある、筋肉の痙攣等の副作用がおこるので血液検査などを定期的に受ける必要がある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%91%E8%82%9D%E6%95%A3

引用元: ・【漢方】ツムラ抑肝散エキス顆粒(医療用)【多目的】

おわりに

　ここまで5ちゃんねる（旧2ch）の抑肝散スレを引用しながら、ネット上での抑肝散の口コミをみてきました。抑肝散は主な作用が鎮静の漢方薬で、神経伝達物質のグルタミン酸トランスポーター（輸送）賦活作用やセロトニン1A受容体部分作動が、鎮静や抗うつ・抗不安、イライラ・怒りの抑制をもたらすとされています。神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症、痙攣、情緒不安、不眠、自律神経失調症、血の道症などに加え、アルツハイマー型認知症の諸症状やADHD、うつ病にも有効とされています。

　5ちゃんねるでは、まったりする、イライラ・怒りに効果があったという書き込みが見られました。漢方薬は西洋薬に比べ穏やかに作用するといわれますが、とにかく眠いと書き込みをされている人がチラホラいて、人によっては睡眠薬並の鎮静作用があるようでした。不眠症向けにスリーピンαやアルパノールといった錠剤やドリンクの抑肝散が市販されており、軽度な不眠症であれば睡眠導入薬としても抑肝散が使えそうです。またベンゾジアゼピン系の抗不安薬・睡眠薬には筋弛緩作用を持ちますが、この抑肝散にも血圧を下げ、筋肉のこわばりを取る身体をリラックスさせる作用があります。そのため、歯ぎしりにも有効とされています。身体をリラックスさせるのと同時に、睡眠や抗不安に関わるセロトニン1A受容体に作用し、心身ともにリラックスさせる効果があります。西洋薬には抗不安や鎮静作用を持つ精神薬は多いですが、イライラや怒りに作用する薬は少ないように思います。掲示板でも月経前症候群（PMS）のイライラなどの諸症状に抑肝散を飲まれている方がいました。西洋薬には少ない、イライラや怒りに作用する処方が多いのも漢方薬の特徴であり強みではないでしょうか（抑肝散、抑肝散加芍薬黄連、桂枝・柴胡加竜骨牡蛎湯など）。ちなみに小林製薬から「イララック」という生薬が主成分の鎮静剤が市販されていますが、その成分に抑肝散にも含まれる釣藤鈎（チョウトウコウ）エキスが含まれています。

　鎮静作用以外にも、主要な興奮性神経伝達物質であるグルタミン酸のシナプス間の輸送を担うグルタミン酸トランスポーター賦活作用により、アルツハイマー型認知症の諸症状やADHDなどにも有効とされています。前述した釣藤鈎には、アルツハイマー型認知症の一因とされるタンパク質（アミロイドβ）の悪影響を抑制する効果があることも分かっているそうです。

　西洋薬の安定剤や睡眠薬にありがちなフラつきといったデメリットが少なく、比較的マイルドに作用するため高齢者にも使いやすい鎮静薬であるといえます。依存性や耐性、反跳性不眠や離脱症状といったデメリットも抑肝散にはないので精神安定剤や睡眠薬の代わりとして、またすでに服用している抗不安薬や抗うつ薬、睡眠薬を底上げする補助薬としても使えると思います。

　副作用としては、頭痛や吐き気・食欲の減退などの胃腸障害などを訴えている方がいました。頭痛に関してはセロトニンが血管を一時的に収縮させるため頭痛が起きている可能性があります。胃腸障害に関しては、胃薬成分の陳皮半夏を加えた抑肝散加陳皮半夏という処方があるので、こちらを服用したり、食前の服用を食間、食後に変えるなどで解決できる可能性があります。

　500年近く前の明の時代の名医、薛己（せつき）によって抑肝散は処方が作られ、「子母同服」という子供とその母も服用できる夜泣き・情緒不安の薬として古くから使われてきました。現在では研究が進み、アルツハイマー型認知症やADHD、うつ病にも効果があることも判ってきました。抗不安薬や睡眠薬にありがちな依存性や反跳性不眠といったデメリットも漢方薬には無縁です。

　西洋薬の抗うつ薬や抗不安薬、睡眠薬に頼りたくないという方、西洋薬では効果がイマイチという方、西洋薬にプラスαで底上げをしたい方、神経症・自律神経失調症・不眠症・うつ病・ADHDなどにお悩みでお薬を探している方は、漢方薬の抑肝散をご検討してはいかがでしょうか。抑肝散（第2類医薬品）は処方箋なしでインターネットから通販にてご購入いただけます。

医薬品をインターネットから通販する際は、医師や薬剤師のアドバイスを受けたり、ご自身でレビューなどを見てよく調べてから購入して、少量から服用するようにし、異常がある場合はすぐに中断して専門家の指示を受けるようにして下さい。

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